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事務局 BLOG | SSF2008映画祭報告

今年もやります!アイアンフィルムメーカー・コンテンスト

"24時間内に1分間のショートフィルムを作れ!"
何とも過酷な条件の下で映像制作にチャレンジしてもらい、「映画の鉄人」を選ぶ"アイアンフィルムメーカー・コンテスト"が今年もスタートしました。

今年のテーマは、 「自然」「環境」「エコロジー」
人間以外の何かを主人公とし、舞台設定は 「2058年(今から50年後)の札幌」。
必ず入れなければならないアイテムとして「水」を、同じく必ず入れなければならないセリフとして 「あなたとは違うんです」が条件付けられました。
撮影は室内のみで、これらの条件のもとに、最長55秒間の映像作品を作り、内容を競います。

今年は全9チーム39人が参加。
優勝者にはPanasonicのAVCHDカメラがもらえるとあって、参加者の皆さんは真剣にオリエンテーションに聞き入っていました。
さて、今年のアイアンフィルムメーカーは誰の手に?

毎年恒例のアイアンフィルムメーカー・コンテストが今年もスタート!
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条件はかなり過酷!
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意気込みを語る参加者たち
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優勝賞品はPanasonicのAVCHDカメラ
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さっそく作戦を練る参加者たち。
"あなたとは違う作品"を期待しています!(笑) iron_sakusen.jpg 意気込みを語る参加者たち

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フィルムメーカーは今日も熱い!

昨日に引き続き、今日も朝早くからフィルムメーカーによるプレゼンテーションが行われました。
今日は一気に5人のフィルムメーカーが登場。
プロフィールの紹介から始まって、自身の作品製作スタイルや作品にかける想いなどを熱く語ってくれました。

■ルケ・ホルツ監督(ドイツ) 【I-Aプログラム 作品名:Lui】
ドイツのカッセルの学生で、現在映像を勉強中です。
父の影響で映像制作の道に入りました。
今回紹介する作品の「Lui」は、父が私の曽祖父について話してくれた内容を題材とした作品です。
この作品には深い層があり、色々なことを作品の中にちりばめてあるので、大人にも子どもにも受け入れてもらえる作品だと思います。
日ごろから、フィルムメーカーとして何らかの答を提示していくことが必要だと考えています。
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■ヘニング・ディック(ドイツ) 【I-Cプログラム 作品名:D-I-M】
D-I-Mの監督のアクセル・リックは、私の5歳上の兄です。彼は札幌に来ることができず、とても残念がっていました。
私は現在、ケルンの映画学校の卒業制作を終えたところで、D-I-Mではライターとディレクターを担当しました。
12歳からカメラをいじり始め、親しい友人とチームを組んで作品を作ってきました。
D-I-Mは私が作った作品の中で、唯一コメディではない作品です。
私は空想が好きで、「ファンタジー性のあるもの」と「面白さのあるもの」の2つを柱にして作品を作っています。
D-I-MはCGなど技術を駆使して作ったサイエンスフィクション&ファンタジックムービーで、ストーリーは非常に複雑ですが、ぜひ見てほしいです。
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■サハ・シャブティ・シャニ監督(イスラエル) 【I-Bプログラム 作品名:希望の視点】
2年前、芸術・映画の学校を卒業しましたが、今回出品した「希望の視点」は、その卒業制作作品です。
高校卒業時、"National Geographic"の写真家になるのが夢で、実際に世界を旅して写真を撮り、本も出版し、夢は実現したのですが、"何かが足りない"という思いがありました。
6年前に、「フィルムをやろう」と決めましたが、今ではそれが良い決断だったと思っています。
「希望の視点」というこの作品の原作は、「あなたが死んだ時、誰が泣くんだろう?」という題名の民話ですが、オリジナルストーリーに少し手を加えて脚本にしました。
1つの部屋に2人の男がいるだけという設定は映像的に難しいので、脚本にはとても時間をかけました。
オリジナルストーリーは、人生を生きることの意味を問いかける素晴らしい内容で、やはり優れたストーリーには力があると思います。
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■島田英二(日本) 【N-Aプログラム 作品名:サイレントレイク】
北海道大学で建築を専攻しましたが、映画をやりたくて南カリフォルニア大学で映画製作を勉強しました。これまでに19本のショートフィルム作品を作りました。
「サイレントレイク」という今回の作品は、地球環境問題をテーマとしたノンダイアログの作品です。
作品には北海道の自然風景が出てきますが、これは札幌の「ニューピークフィルム」というハイビジョン映像撮影のプロフェッショナル企業とコラボレーションし、自分が撮ったものと彼らの持つ映像素材をMIXして作りました。
海外に行かなくても、身近なところで映画づくりを学べたら良いと思い、2002年から子どもを対象に「映像制作ワークショップ」をやっています。
子どものイマジネーションには感心させられることが多いです。
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■デイビッド・ウロス監督(カナダ) 【F-Aプログラム】
カナダのモントリオールの出身です。
フィルムメーカー部門にエントリーし、全部で5本の作品を出品しました。
私の作品には、家族や友人を失った時のことをテーマにしたものとコメディが多いです。
コメディを作る時は、笑いを作る作業は職人芸だと思ってやっています。
今回出品した中の「シャイン」という作品は、他の作品とはかなり違う趣がありますが、とても人気のある作品で、全部で50くらいの映画祭やTVなどで紹介された作品です。ぜひ見てください。
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高校生フィルムメーカー登場!

「CHILDREN-A」プログラムの最初の作品は、地元札幌・平岸高校の生徒が製作した「冬のおくりもの」を上映。
岡内美香監督、ナレーションの長谷川さん、音響担当の鈴木さんが上映に駆けつけ、舞台挨拶に立ちました。

(岡内監督のコメント)
この作品は、北海道の民話を元にして自分たちでアレンジして作ったクレイアニメーションです。
みんなで頑張って作ったので、楽しんでいただければ嬉しいです。
(写真右から)岡内さん、長谷川さん、鈴木さん hiragishi.jpg

この作品は環境をテーマにしたクレイアニメーション。
高校生の皆さんが協力して製作した作品に、会場からも大きな拍手が起きていました。

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舞台挨拶も映画祭の醍醐味

SAPPORO SHORTFESTでは、監督が来札されている場合、作品上映に先立って舞台挨拶をお願いしています。
これから鑑賞する作品の監督から、"生の声"を聞けるのも映画祭の醍醐味です。
今夜は、フィルムメーカー部門「F-B」から二人の監督に舞台挨拶をお願いしました。

■カシミール・バージェス監督(オーストラリア)
今日は私の作品を見にきていただいて有難うございます。
このSAPPORO SHORTFESTで私の作品を上映していただけることをとても嬉しく思っています。
ボランティアの皆さんにもお礼を言いたいと思います。
ありがとうございます。
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■ウィル・ベッヒャー監督(イギリス)
私も感謝の言葉を述べたいと思います。
本日はお越しいただいて光栄です。
私の作品はアニメーションですが、製作するのにとても時間がかかったので、ぜひお楽しみいただれば嬉しいです。
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舞台挨拶の風景
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パーティーは楽し!

札幌は連日の快晴。
本日は13時から、サッポロビール園「GARDEN GRiLL」にて、ドイツ文化センター主催のパーティが催されました。
パーティーには来札中のフィルムメーカーや審査員が参加し、美味しいドイツ料理とビール、ワインで大いに盛り上がりました。

ドイツ文化センター文化部長・所長代理のマルクス・ヴェルンハルト氏よりご挨拶
素敵なパーティを開いていただき、ありがとうございます!
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美味しいドイツ料理に舌鼓
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草の根国際交流はこうして進むのデス
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今年のSAPPORO SHORTFEST 2008では、スペシャルプログラムの1つとして「ドイツショート」を上映します。
ドイツの優れたショートフィルムをぜひお楽しみください。

◆ドイツショート上映
9月14日(日)21:00~22:45(場所:シアターキノ)
9月15日(月・祝)14:00~15:30(場所:東宝プラザ)

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