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International Jury

審査員紹介

Barry Morrow / USA

バリー・モロー / ライター・プロデューサー / アメリカ

ハワイ大学で児童演劇を専攻中に執筆に関心を持ち始めた。その後大学卒業時に知的発達に遅れのある人を対象とする州立施設に44年間暮らしたビル・サクターと出会う。この稀有な友人関係を描き TV映画『Bill』(主演:ミッキー・ルーニー、デニス・クエイド)が生まれ高い評価を受け、初作品となるこの脚本で1982年にエミー賞を受賞。代表作は、自閉症の男とその弟の関係を描いた1989年のオスカー賞受賞作でもある映画『レインマン』(ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ主演)で、原作・脚本部門アカデミー賞、最優秀作品アカデミー賞を受賞。ドキュメンタリーを中心にプロデューサーとしても活躍。米国知的障がい者協会(ARC)・米国ソーシャルワーカー協会・Project Turnabout・米国自閉症協会(ASA)の会員であり、生涯を通じて障がいを持つ人々の権利擁護活動を行っている。

 

Shunji Iwai / Japan

岩井俊二 / 映画監督 / 日本

映画監督という言葉では表現しきれないマルチクリエイター。『Love Letter』『四月物語』『花とアリス』 など日常をさりげなく描く作風を得意としながら『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』では人の心の闇を鮮烈に描く。映画音楽、小説、コミックなど も手がける。庵野秀明監督作品『式日』では主役を務めた。『六月の勝利の歌を忘れない』『市川崑物語』などのドキュメンタリーもそのスタイルは常に異色。 『虹の女神』『ハルフウェイ』『バンデイジ』『BATON』などプロデュース作品、脚本作品も多い。近年は活動を海外にも広げ、2008年、オムニバス映 画『New York, I Love You』(主演:オーランドブルーム)の一編を撮影。最新作は2010年『Vampire』(主演:ケヴィン・ゼガーズ/キーシャ・キャッスル・ヒューズ)現在、編集中。ウェブでは『岩井俊二映画祭』を主宰。世界最小の映画祭を試みる。

 

Alexandra Gramatke / Germany

アレクサンドラ・グラマトケ / KurzFilmAgentur マネージング・ディレクター / ドイツ

スラヴ文学とドイツ文学を学んだ後、文学やドキュメンタリー映画のフリー翻訳家として活動。1994年、ハンブルクのドキュメンタリー映画制作者のグループである『thede』に参加し、『Dynamo Kiev. Good Old Boys』(2000年)等数々の映画製作を行う。その傍ら、プロダクションのマネージャーや出版、映画キュレーターとして活躍。2008年からはハンブルグのKurzFilmAgenturのマネージング・ディレクターとして、短編映画の配給やハンブルグ国際短編映画祭を主催している。

 

Yang Ik June / South Korea

ヤン・イクチュン / 映画監督 / 韓国

多くの映画監督のように映画学校を卒業したわけでも、助監督として何年も活動を続けてきたわけでもない。俳優としてこの業界で活躍する間に、映画業界市場で何がどう役に立つのかを学び、現場での経験を積み、メガフォンをとる。2005年には初めての監督作品『Always Behind You』が、ソウルインディペンデント短編映画祭での観客賞などを獲得し、監督として注目を集めた。初めてのインディペンデント本編監督作品『息もできない』では、プロデューサー、脚本家、監督、主演、編集者としてマルチタスクをこなし、釜山国際映画祭やロッテルダム国際映画祭等、国内外60以上の映画祭でこの作品は賞賛される。韓国ではすでに劇場公開後安定した人気を誇り、日本でもリリースされ、現在も全国を巡回している。

 

Kanda Sanyo / Japan

神田山陽 / 講談師 / 日本

北海道出身の講談師。1990年二代目神田山陽に入門し、2002年真打に昇進して三代目襲名、さらに文化庁芸術祭演芸部門新人賞を受賞する。2005年、文化交流使としてイタリアで1年間活動した後、帰国して北海道の大空町立東藻琴小学校入学。現在は第四学年特別聴講生でもある。自作の新作と先代仕込みの古典講談の両立を目指し、講談を通じて他ジャンルとの交流にも積極的。全国のホールでの独演会や執筆活動のほか、TV・ラジオ・CMに出演。