特別会場のシアターキノでは、シンガボールが誇る映画界の奇才・ロイストン・タン監督の「881 歌え!パパイヤ」を上映。
昨年に引き続き、監督ご自身が来札し、舞台挨拶とティーチ・インが行われました。
「881歌え!パパイヤ」は、シンガポールで先祖の霊を楽しませるために催される歌謡ショー「ゲーダイ(歌台)」をテーマにしたエンタテイメント作品。
監督自身、子どもの頃から大好きだったという「ゲーダイ」。
いつかはこれをテーマに作品を作ってみたいと思っていたそうです。
念願叶って完成したこの作品は、シンガポールで10人に1人が観るという大ヒットを記録。
札幌のロイストン・ファンにも大好評だったようです。
ご多忙の中、今年も来札いただいたロイストン・タン監督(シンガポール)
「881 歌え!パパイヤ」は、札幌のファンも釘付けにしたようです。
◆上映情報
ロイストン・タン監督の「881 歌え!パパイヤ」は、10/25(土)~31(金)まで、シアターキノで上映されます。
くわしくは、シアターキノのウェブサイトで。
24時間以内に最長55秒の映画を製作し、出来栄えを競う"アイアンフィルムメーカー・コンテスト"(映画の鉄人)は、本日午後に作品提出を締め切り、審査の後、次の優秀3作品が決定しました。
優勝 (チーム名)PLANCE (作品名)「宇宙人グリーンの説得」
2位 (チーム名)Theカマロス (作品名)「THE CAMAROS」
3位 (チーム名)3rd time is lucky (作品名)「最後の水の使い道」
今年は全9チームが参加しましたが、作品の質が非常に高く、入賞作品の選定は、かなりの激戦になったようです。
審査員の講評も、作品のレベルの高さを評価する声が多く、参加者の作品製作のレベルは確実に上がりました。今回の参加を機に、さらに優れた作品の制作を期待しています。
24時間を撮影と編集に費やした参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
おやすみなさい。(^^)
審査員の皆さん。昨夜「東京オンリーピッック」がゲリラ上映された真島理一郎監督も審査に加わりました。
優勝チームの「PLANCE」。賞品のPanasonicAVCHDカメラレコーダーを手にしました。
第2位の「Theカマロズ」には図書カード1万円分が授与されました。
第3位の「3rd time is lucky」は、歓喜の涙を流していました。(^^)
参加者・関係者、全員集合!本当にお疲れ様でした。
本日12時のプログラムは「チルドレンA」プログラム。
上映に先立って、今年から創設された「子ども審査員賞」の授賞式が行われました。
子ども審査員賞・金賞に輝いたのは、後藤章治監督(日本)の「OOIOO"UMO"」(ウモ)
審査員を代表して、二人の"子ども審査員"から後藤監督に賞状が授与されました。
国際審査員並みに真剣な態度で審査をした子ども審査員と金賞受賞の栄誉に輝いた後藤監督に、会場からは盛大な拍手が贈られ、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。
「OOIOO"UMO"」(ウモ)の後藤章治監督
◆審査員のコメント
・「音楽がはげしく、動物たちが自然がなくなっていって怒っているのを最後に向けて盛り上がっていくところがスゴイと思いました。」
・「木の倒れるところにボカシを入れていたところが良いと思いました。そして、音楽の激しさが印象的でした」
◆後藤監督から受賞コメント
「OOIOO"UMO"」は、どんな年代で、どんな文化に属し、どんな言語を話していようと、すべての人たちにシンボリックなイメージで環境について伝える作品が作れないかと思って制作した作品です。
その作品が、こうした子ども審査員賞をいただけて、とても嬉しいです。
こんな嬉しいことはありません。ありがとうございます。
子ども審査員賞は、金賞のほか、次の2作品にも授与されます。おめでとうございます。
銀賞 小さなお魚さん(セルゲイ・リアボブ監督/ロシア)
銅賞 かわいそうなヨリック(セルゲイ・ゴルディフ監/ロシア)
12日深夜2時からは、予告どおり「東京オンリーピック」のゲリラ上映を敢行!
スタート時間に目がけてたくさんの方に来場いただき、真島理一郎総監督も感激されていました。
上映がスタートすると、会場は大爆笑の渦。「いきなりこんなテンションでスタートしたのでは体が持たない」(笑)と心配するほどの大盛り上がりでした。(^^)
上映が終わったのは早朝5時。大爆笑の渦から"無事に"解放された観衆の皆さんは、札幌の朝のすがすがしい空気の中、帰途についていました。
舞台挨拶に立つ真島理一郎監督。
深夜2時に集まった"もの好きな観客"(笑)の姿を舞台の上から写真を撮っていました
深夜にもかかわらず、こんなにたくさんのお客様が・・
途中、休憩時間もありました。
上映終了後の真島監督は・・こんなことをしていました。(笑)
マーケット会場のEDiTには、昨年のSAPPPRO SHORT FEST 2007で「フィルムメーカー部門 グランプリ」を受賞したサイモン・エリス監督(イギリス)が登場!
代表作「ソフト」の制作秘話や現在の創作活動の状況などをじっくり聞くことができ、彼の作品世界を深く掘り下げる貴重な機会となりました。
昨年のフィルムメーカー部門グランプリ受賞者のサイモン・エリス監督