2011年の東日本大震災に見舞われた地域に、数100キロメートルに及ぶ大防潮堤が築かれている。「北の里浜　花のかけはしネットワーク」は、主に東北と北海道の人々で活動する小さな市民団体。彼らは、威圧的でさえある人工的な防潮堤に、ある「工夫」を施し、自然と人間がともに生きることの重要性を問う。

『まずは自分を愛してほしいです。』もりたさんはLGBTＱ＋におけるエックスジェンダーに該当する。そんなもりたさんだからこそ現代において性別という観点から苦しい思いを抱えている当事者の方や自分に自信を持てないあなたに、伝えられるメッセージがあるのではないか。世界を幸せに変えるべく今日も発信し続ける

長野県・茅野市でフォレストワーカーとして活動している小池耕太郎さん。森を整備し、木を切り、丸太を出荷する。「しかし、それだけでいいのだろうか？」特に都市部の人にとって 身近に感じることのない、森。その魅力を知ってもらう為、彼はブッシュクラフトを教えることを始めた。

埼玉県越谷市の就労継続支援B型事業所ココロスキップの施設長、大政マミさん。視覚に障害のある方が名刺に点字を刻印し、ほかの障害がある方や職員が検品や梱包、見守りなどの作業を担当し、みんなで協力して作る「点字名刺プロジェクト」を運営している。

ユニバーサルデザインを基調とした車椅子や障がいのある方でも簡単に着ることができるユニバーサルドレス。インクルーシブデザインで障がい者と健常者が友だちになり街へ出掛けるイベント「インクルーシブパレード2022TOKYO」を切り取る。

42歳の挑戦。障がいを負って数年。シットスキーでパラリンピック出場を目指し０からスタートを切った。いくら環境や良くなって誰でも参画できる社会になったとしても誰も挑戦をしないと社会に変化は起こらない。挑戦によって手に入れるものは必ずしも勝ち負けだけではない。

澤田真一さん（通称しんちゃん）の陶芸作品は、イタリア・ヴェネツィア・ヴィエンナーレ展に出展されるほど世界的に評価されている。彼は自閉症というハンディを抱えながら、陶芸に出会い才能を開花させた。環境を整え、支えてきた池谷正晴氏（90）へのインタビューを通して、障害者への支援のあり方を提起する。

世界三大デザイン賞の一つ、IF Design Awardで一人の日本人女性が最高賞のGOLDを受賞した。彼女が持つビジョンと彼女が作り上げたプロダクトから見えてくる新しい世界を、ベルリンで行われた授賞式の様子を交えながら紹介する。

あなたやあなたのパートナーは、生理が来なかったり、「遅れたり」した経験がありますか？世界で高い評価を受ける冠木佐和子監督の新作アニメーション。

光莉は死んでしまったはずの姉の星の姿を目にする。星の婚約者であった義人にその姿を見せれば喜ぶに違いないと思い写真に収めようと躍起になるが、かえって彼を怒らせてしまうだけだった。

ある日、木から生まれた目玉は人生の冒険へと歩きだす。南国のゆったり流れる時間のなかで不思議な生き物たちが紡ぎ出す、環る生命の物語。

魚の腹の奥底に暮らす、豚、魚、オタマジャクシの三人家族の物語。ある日突然、漂着した果実を皮切りに彼らの暮らしは一変する。

検閲官とそのチームは、毎日ヨウコの夢を管理して和らげようとする。あの手この手を尽くすが、今夜もやっぱり効果が無い。検閲官はついに、意を決して立ち上がる。筒井康隆の原作を映像化。

女は三つの問題を抱えていた。ひとつは部屋から出てこなくなった自分の子供。もうひとつは、一週間前に学校の屋上から飛び降り自殺をした他人の子供。そして、その他人の子供が、自分が担任のクラスの生徒ということ。

昨日の空、覚えていますか？溢れる心と澄み渡る空を、淡いマジックアワーの光で繊細に包んだ。

吸血鬼と人間が共存する世界。吸血鬼のレンは控え目で、黙々といつものようにオフィスで働いている。同じ職場で働いている友達のカズキが上司に怒られ、落ち込んでいるのを見て、飲みに誘う。カズキの愚痴を聞きながら、上手くかぶっていた仮面が取れ始め、カズキを誘った本当の理由とレンの本質が明らかになる。

室蘭工業大学出身の２ピースバンド。コロナ渦による不安と衝動を背に結成後の最初の曲。撮影地であり出身の室蘭の盛衰と、2人の再出発の不安と衝動を対比させている。

北海道の大自然と触れ合う中で、主人公は少しづつ「いのち」の意味を再発見していきます。一面に広がる草原を駆け抜け、煌めく星々を眺め、風の囁きに耳を傾けながら「いのちとは何か」という古くからの問いの答えをみつけにいく、そんな物語です...

この不安で慌ただしい時代に、心身の乱れを癒やす、独自のはけ口を模索する「ハッピーライフ」。瞑想の旅を通して、意味と安らぎを求める社会の姿を描くドキュメンタリー・エッセイ。

いまもなお止む気配のない新型コロナウイルスの感染拡大。それにともなう緊急事態宣言、さらに外出自粛などで運動不足や精神的不調を訴える人が増加するなか、ひとりの音楽家が立ち上がる。関西在住のリー・タバスコは「肛門日光浴」を広めようと日夜活動をつづける提唱者にして実践者。

突然、じいちゃんが死んだ。 枕経を行うため、家に集まる親族達。 少年、唯人はある罪の意識から祖父の顔を見れないでいた。 「じいちゃん、ごめん。」 そのたった一言を告げるため、小さな一歩を踏み出す。

ドアの向こうに誰かいる。それを知らせるインターホン。家にいるのにざわつく心。そういった経験はないだろうか・・・

長い1日の終わり。今日の全ては炎に焚べられ、少年に戻り、安らかに眠りにつく。 全ての現象は空に戻り、再生する。 砂絵アニメーションが、優しく深く、メディテーションのような世界へ誘います。 全ての人の宇宙を再生する、大人と子供に贈る子守歌。

ある日、里美の前に“喜び”と“悲しみ”が現れた。“喜び”はちょっと優しくしてくれて、“悲しみ”はちょっと意地悪してくる。そんな時、姉になった兄が帰ってくる。里美は兄の奔放な存在を疎ましく、受け入れられずにいるが、兄の彼氏が押しかけてくることで兄妹の距離は縮まっていく。

ある男は娘と孫の3人で湖に向かっていた。15年前に妻が水死体となって見つかった湖に献花をするためだ。男は妻の死をきっかけに娘との関係が悪くなっていた。しかし、自分が重度の癌を患ったことで、娘は対話を持ち掛けてきたのだ。献花を済ませ、男は湖畔を歩いていると古びた⼩屋にたどり着く。

恋人を残して小さな海辺の町から札幌に就職で引っ越して来た⻘年。自分を取り巻く、急激に変化した環境になかなか馴染めず、人口は圧倒的に多いはずの土地で孤独感に苛まれる。一方、海辺の街に残った恋人は連絡の無い⻘年への思いを募らせる。離れた距離でふたりは掛け替えのない気持ちに気づく。

森の中を歩く3人の囚人と刑務官たち。ある場所に到着すると、刑務官たちが準備を始める。囚人たちは手錠と縄を外され、マイクの前に立たされる。

縮んだはずが膨らんで、浮かんだときは沈んでる。離れたつもりが繋がって、見てると思えば見られてる。観察、記録、実験しながら日々を紡いだ、いとをかしアニメーション詩。

車いすで生活する子どものためのスポーツクラブは、活動を始めて3年目。今年のクラブの目標は、親元を離れて東京に遠征すること。子どもたちにとって、飛行機で移動し、宿泊するなど、経験のないことばかりになる。野津勇樹君（10）の心は、東京遠征への期待と母親と離れることへの不安でいっぱいになっていた。

勤務していた中学校で生徒からのいじめに遭い、教員を辞めた倫子。求職中の彼女は、あるアルバイトの求人に興味を惹かれる。それは「インターネットの動画サイトにある残酷な動画をひたすら削除する」というもの。ぞっとする内容に初めは面食らうものの、削除された動画の内容をノートに書き綴ることで、気持ちを落ち着かせていた

多摩川の川原で目覚めた中年の男は、靴を履いていない…。その理由とは。突然現れるバブル時代からやってきたようなノリノリの若者。そのハッピーな若者の涙の訳とは。謎の女性は、すべてをやさしく包みこむ。その理由とは。多摩川のあっちとこっちには、なにかある。

妊娠８ヶ月のミツエは「妊娠中」というだけで世間からの見られ方が変わることに違和感を抱いていた。そんな中、３年前に付き合っていた元恋人のケイから電話が掛かってくる。うわついた気持ちになるミツエだったが、ケイは現在共通の知り合いのハルコと同棲してると知る。

日々の仕事を単調にこなす新聞配達員の青年は、ある日団地で浮かばない顔をした女性を見かける。

屋根の表面をコロコロと転がる雪のかけらを見ながら作りました。昔から知っているような、初めて見るような記憶の曖昧さは雪の眩しさに似ている。自分の中にしか存在しない世界は人の数だけあり人知れずその世界たちは交差したり風で飛ばされたり、道が絶えるまで疑問を抱く暇もなく転がり続ける。

父親の葬式で、少女は父と過ごした最後の夏を思い出す。日本のとあるちいさな島でのいとなみ。

工藤吉生の歌集「世界で一番すばらしい俺」を剛力彩芽主演で映画化。台詞のない描写と短歌による感情で構成される映像短歌作品。短歌だけで構成され、短歌31音にちなんで31カットでできている。

とある１２月３１日、大晦日。京都に住むナナホは、大晦日を実家で迎える。夜、親戚たちが集っているが、ナナホは京都の街に出て行く…。

放課後、高校の体育館の隅に集まる演劇部の真琴、悠、芽依の3人は、オスカー・ワイルド作「The Happy Prince（幸福な王子）」を翻訳、舞台化しようとしている。彼女たちは各々が翻訳してきた台本の読み合わせをしながら、幸せとは何か考える。

江戸時代。賊に大切な妹を傷つけられた女性・鈴は、ついに犯人の居場所を掴む。犯人に切り掛かった鈴だが、そこには2人の容疑者がいた。鈴は妹が残した「蜘蛛」という手がかりを頼りに犯人を見つけようとする。

勤務していた中学校で生徒からのいじめに遭い、教員を辞めた倫子。求職中の彼女は、あるアルバイトの求人に興味を惹かれる。それは「インターネットの動画サイトにある残酷な動画をひたすら削除する」というもの。ぞっとする内容に初めは面食らうものの、削除された動画の内容をノートに書き綴ることで、気持ちを落ち着かせていた。

今日もどこかで何かが生まれる　無限に魂は授けられる　たくさんのギフトをもらうために　この星にも　あの星にも　そして　何万光年先に。音楽絵本「LOMP」、音楽 tuLaLa（下川佳代）、歌詞は音楽絵本「LOMP」のストーリーを書いたロンドン在住のVivi D。
音楽絵本「LOMP」の音楽 tuLaLa（下川佳代）がドリーミーで浮遊感あふれる美しいエレクトロサウンドで空想の世界へと優しく導きます。歌詞は音楽絵本「LOMP」のストーリーを書いたロンドン在住のVivi D。
シンガーソングライターのChima が参加しています。

突然、実家に戻って来たミキ。新しい命が宿っていることに気づいた両親は、彼女を問い詰める。そんなミキが机の中から、ある手紙を見つける。親友の卯月と学生時代に続けていた手紙には、あの頃を支えてくれた歌詞が綴ってあった。

福島県いわき市。カメラマンを目指して上京するユメ(20)のいわきで過ごす最後の日。ユメは幼馴染のソノ(20)と10年間行けなかった海に行く事を決意する。ソノは海に行く前に10年前に亡くなった2人の同級生・なっちゃんのお父さんにお別れの挨拶をしに行こうと提案する。

写真家のユウスケ(野島健矢)は、久々に再会した中学の同級生・アズサ(野川大地)にウェディンフォトを頼まれる。アズサとは中学の時から付き合っていた。しかし、とある理由で大学卒業と同時に別れた。承諾するユウスケだが、アズサの結婚相手はユウスケとの関係を知らない。

遠距離恋愛になった大学 1 年生のコウイチは、高校生のときから付き合っている彼女サキがいる。二人は毎日のように電話をしている。仲睦まじい二人だったが、大学生活、サークルでの飲み会などにより、電話の回数が徐々に減っていく。コウイチは新生活の楽しさを知り、少しだけサキの存在が面倒くさくなっていた。

容姿端麗だが恋愛に疎い陽翔は、幼馴染の瑠花への思いから目を背け続けてきている。親友の涼と、マネージャーのまりなも加わり突然始まった、2on1での練習試合。この練習試合に、各々がある思いを託していた・・・。

北海道の人口約4500人の町、平取町にやってきたダンサー、ビートメイカーが土地の音、アイヌ文化に触れる中で、生命の温かみを感じる。

COVID-19では、街に人がいなくなった。かつて街が持っていた風景は一変し、静寂と不気味さを増している。しかし、誰もが持つ既視感や記憶は、その場所そのものに残っている。
その記憶とともに、街は時を刻み続けている。

過去に幼い息子、啓太を海の事故で亡くした真司は、講師をしている絵画教室で生徒から『ムカサリ絵馬』の話を聞く。それは幼くして亡くなった家族を供養するために架空の結婚相手と一緒に絵に描いて寺に奉納するというもの。真司は啓太のためムカサリ絵馬を描き始める。すると真司に不思議な変化が起き始める。

日々を生きる港町の人々と、過ぎる時代を繋げる小樽の街。群像から浮かび上がる輪郭は、この街の真実の姿とその魅力。すべては海でつながっている。

近未来、クリスマスシーズンのある日、宇宙ステーションに勤務しているイスラム教徒のエンジニア「アリ」は、地球で行方不明になっている父を探している日本人の少女「タカコ」と出会い、彼女を助けようとする。

「マイナス5度以下にならないと筆をとらない書道家がニセコにいる...」僕はその話しを聞いて荒野先生に興味を持ち、撮影をした。60年以上書道を続けても自分の書に完全に満足したことがないと話す荒野先生。それでも書き続ける先生の書への想いとは？

無職になって小樽に帰ってくる主人公。「古くてダサい」と思われているネガティブな小樽及び実家の薬局。小樽からずっと離れていた主人公にはまだ知らない事実があった。主人公は中国でフォロワー600万人を超える唯一無二の日本人クリエイター山下智博。

高校を卒業した彩菜と朱里はそれぞれダンサーとシンガーを目指して上京する。約半年後、ダンスが上手くいかない彩菜だが、更に彼氏である寛貴も事故死し、全てに絶望してしまう。しかし、朱里が残された寛貴の日記を見つけることで希望を取り戻した彩菜は、今度は一緒に音楽をやることにする。三年後、そこにはライブステージで今までのことを語る彩菜と朱里の姿があった。