SAPPORO SHORT FEST 2023

AWARDS / JURY

アワード・審査員

ケンイシイ
Ken Ishii|日本
テクノ・アーティスト、DJ、プロデューサー、リミキサー

「東洋のテクノ・ゴッド」の異名を持つ。 ’93年、ベルギーのレーベル「R&S」からデビュー。イギリス音楽誌「NME」のテクノチャートでNo.1を獲得。’96年には「JellyTones」からのシングル「Extra」のビデオクリップ(映画「AKIRA」の作画監督/森本晃司監督作品)が、イギリスの“MTV DANCE VIDEO OF THE YEAR”を受賞。’98年、長野オリンピック・テーマインターナショナル版を作曲し、全世界でオンエア。2000年にはアメリカのニュース週刊誌「Newsweek」で表紙を飾る。2001年、織田裕二主演の映画「WHITEOUT」の音楽を制作、日本アカデミー音楽賞を受賞。’04年、スペイン・イビサ島で開催の“DJ AWARDS”でBEST TECHNO DJを受賞し、名実共に世界一を獲得。’05年「愛・地球博」で政府が主催する瀬戸日本館の音楽を担当。2010年には東京都現代美術館で行われた「サイバーアーツジャパン」に出展した3Dインスタレーション作品への参加や、ミッドタウンの館内BGMのミックスを2年間担当するなど、楽曲制作、DJに加え様々な活動を展開。それらのインターナショナルな活動に、世界的通信社「ロイター」が注目し報道配信。全世界の新聞、雑誌などで10億人が目にすることとなった。’17年にはベルギーで行われている世界最高峰のビッグフェスティバル「Tomorrowland」に出演をはたしている。
2019末、13年振りとなるアルバム「Möbius Strip」(メビウス・ストリップ)をリリース。そのリード曲「BELLS OF NEW LIFE」、また、PAC-MAN40周年全世界共通テーマ曲「JOIN THE PAC」ではリオ五輪閉会式で次期開催地東京をアピールする映像も手掛けた映像ディレクターの児玉裕一さんがMVを制作、その秀逸さと面白さが話題を呼んだ。2022年はSONYが開発したオブジェクトベースの立体音響360 Reality Audio で楽曲「Liver Blow」を制作、新たな音楽の可能性を表現。また、その曲のMVでは色彩と流動の持つエネルギーを用い,生きている絵を出現させるアーティスト Akiko Nakayamaとコラボレーション、テクノととフィジカル表現の偶然性が表現されたオリジナリティの高い作品をリリースしている。
今年は世界デビュー30周年を迎え、NetflixミリタリーSF超大作アニメ「ヤキトリ」の全編サントラ制作、テクノと伝日本統芸能「能」を融合した新しい演舞「TECHNOH LAB.」(重要無形文化財総合指定、シテ方宝生流能楽師・ 辰巳満次郎氏と共演)など、楽曲リリース、イベント出演のみならず様々なプロジェクトに積極的に挑んでいる。

http://kenishii.com
facebookX(twitter)Soundclowd

ベッツィ・バウアー
Betsy Bauer |ニュージーランド
フィルム・エディター

Weta Workshopは、ピータージャクソン監督の映画三部作『ロードオブザリング』で有名な視覚効果・アニメーションのプロダクション。業界で10年以上のキャリアがあり受賞歴のあるフィルム・エディター。自身はストーリーテラーでクリエイティブな方法で問題解決する真のポップカルチャーオタクであり、その情熱はドラマの編集にあります。ライトが点灯してから観客を引きつけ、パワフルで没入感のあるストーリーを伝えていきます。 クリエイティブパワーハウスである《WETAワークショップ》の常駐エディターとして活躍してきました。プロジェクトの幾つかは、『マイティ・ソー バトルロイヤル』、『ブレードランナー 2049』のビハインドザシーンなど。他にMixed Reality(複合現実)を扱う《MAGIC LEAP》《テンセント》なども担当してきました。


ピーター・バラカン
Peter Barakan|日本・イギリス
ブロードキャスター

1951年ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業後、1974年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。現在フリーのブロードキャスターとして活動、「バラカン・ビート」(インターFM)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK-FM)、「ライフスタイル・ミュージアム」(東京FM)、「ジャパノロジー・プラス」(NHK BS1)などを担当。
著書に『ピーター・バラカン式英語発音ルール』(駒草出版)、『Taking Stock どうしても手放せない21世紀の愛聴盤』(駒草出版)、『ロックの英詞を読む~世界を変える歌』(集英社インターナショナル)、『わが青春のサウンドトラック』(光文社文庫)、『ピーター・バラカン音楽日記』(集英社インターナショナル)、『魂(ソウル)のゆくえ』(アルテスパブリッシング)、『ラジオのこちら側』(岩波新書、電子書籍のみ)、『ぼくが愛するロック 名盤240』(講談社+α文庫、電子書籍のみ)などがある。
2014年から小規模の都市型音楽フェスティヴァルLive Magic、2021年からPeter Barakan’s Music Film Fes-tivalのキュレイターを務める。

https://peterbarakan.net