Sapporo International Short Film Festival and Market Sapporo International Short Film Festival and Market

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クレルモン滞在報告:02

2008.2.19

クレルモンフェラン滞在2日目。
早めに起きたのでちょっと散策。
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↑滞在ホテル前から、中心部の広場に向かいます。映画祭開催間際に予約したため、会場から少し離れた場所なのでちょっと寂しいが、映画祭参加者が何人も宿泊していました。

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↑広場近くの駐車場。駐車場の奥には昨年、映画館がありましたが再開発で取り壊されたようです。中心部はまだまだ開発中!


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↑2007年クレルモンに開通した新しいLRT。ヨーロッパは導入が早いですね。映画祭関係者としてパスを持っていれば、このLRTは無料で利用できます。昨年は気がつかなかったのですが、今年は何度も利用しました。

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↑映画祭のメイン会場前。文化センターのような建物です。劇場が大小2つ。大劇場は約800ー1000席くらい。小劇場は約200席くらいでしょうか。この他に昨日アップした写真に写っていた、ISFCのミーティングが行われた部屋、映画祭の臨時事務局として利用する部屋などがこの建物にありました。この映画祭ではこの他に10カ所を上映会場として利用、全部で12スクリーンを使用して上映されています。期間中の参加人数は13万人を超えていたようです。

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↑午前10時からマーケットはオープン。この日もたくさんの人がブースに立ち寄ってくれました。この二人はイタリアの映画祭の関係者。トスカーナ地方の映画祭でした。ぜひ札幌と一緒に何かやりたいぃぃ、と気合い十分。分厚い資料を前に熱弁でした!こんなに人気あったのか!?と思ってしまいますね。

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↑こちらもイタリア人の2人組。でも、このあたりから記憶が….。この日も大勢やってきて札幌のPRと日本の作品の説明などをしていましたが、名刺を観ても顔を思い出せない。あわてて写真を撮るようになったのですが、でもやっぱり写真と名前があんまり結びつかなくなってきました〜。この二人は作品を送る!と言っていたので、フィルムメーカーに間違いない。

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↑この日は子供が無料で上映を観られるらしく、小学生の低学年1-2年生?の子供達が先生に引率されてたくさん来ていました。この他に中高生はレジストレーションやマーケット会場を見学しながら映画祭の運営をみたり社会見学のコースにもなっているようです。

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↑ブースにいると人が切れないので隙をみて、近くのカフェに駆け込んでランチ!
映画祭景気で店内は満員状態。ウエートレスと目を合わせて、アイコンタクトとるのも大変です!メニューはフランス語でした。

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↑ランチ後も引き続き、SSFの作品応募の案内と札幌のFCのプロモーション。そして日本の作品のPRです。写真の彼、この瞳はフィルムメーカーに違いありません。インタナショナル・コンペティションに参加、<A Sheherazade Tale>の監督、Rami Kodeihです。レバノンからの作品。

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↑彼はreelportの代表でした。ナイスガイです。サービス開始から4年ほど、1年半ほど前から黒字化したそうです。ヨーロッパを2分するFilm Submission Systemの片方の組織です。もう一つはSSFも利用しているshortfilmdepoです。北米は最近、アマゾンのInternet Movie Database (IMDb)に買収された、withoutboxです。

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↑ほかにもたくさんの人が来てくれています。

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↑彼は、SSFのブースの前に来て、「エコロジー、環境、自然〜???、作品集めてるの??」と切り出してきました。今年のSSFは7月末に洞爺湖で行われるG8サミットの開催に合わせて、SSFの映画祭の本祭とその前後で環境系のプログラムを紹介しようとしています。その事を説明すると、「僕も数年まえに環境系の作品を集めてプログラムした事があるけど、作品集めるの、大変だよ」と。彼の話を良く聞くと、resfest 10のプログラマーでした。リサーチに時間を掛けてプログラムしていったそうです。TreeHuggerというサイトも教えてくれました。

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↑昨年のSSFに韓国から来てくれたウー・ジョンもブースに顔を出してくれました。彼女はクレルモンの後、ベルリン国際映画祭に行ってさらに作品を探すそうです。ウー・ジョンの様にクレルモンとベルリンをはしごして作品のプロモーションや買い付けをしている関係者を良く見かけました。

一緒に映っているのは、今年のクレルモンのインターナショナル・コンペティション部門に選出されたウサビッチのプロデューサーの村山さん。彼はSSFのブースをベースキャンプとして利用して、私たちもウサビッチのPRをサポートしました。

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↑そのうちマーケット終了の時間に。マーケット会場の建物の外に投影されている映像。

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↑夕食はやっぱり、旧市街の中で。中心部の広場を抜けて、教会の方に向かいます。

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↑昨年から通い始めたクレープ・グリルの「1513」。もとホテルだったようですが、この建物の1階はまるで中世のお仕置き部屋のようです。内部の写真、今回とれませんでした。店内はいくつもの部屋がつながって横に伸びています。映画祭参加者の多くがこの店を利用していました。リーズナブルで雰囲気があるお店。

食事をしながら、ちょっとだけ反省会。たくさんのフィルムメーカーがブースに来て、作品を観て下さい、と宣伝しにくるのだが、肝心の映画をほとんど観ていないのでその作品についてリアクション出来ない、という事になりました。やっぱり、作品をちゃんと観ようということになり、午後10時の上映を観に行く事に。

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↑午後10時のメイン会場前、結構人が集まっています。

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↑中にはすでに入場待ちの列が出来ていました。

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↑メイン会場のジャン・コクトー・シアター、1階部分です。2階バルコニー席もあります。

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↑ボランティアによる上映前の前説がとてもうまいので思わずアップ。英語・フランス語の2カ国語です。左の女性は手話で前説。この写真を撮って、暗くなったあたりで撃沈しました。

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↑気がつくと上映終了。途中、大きな拍手で目が覚める。プログラムの2番目の作品が良いらしい。「Best Animation Film Award」を獲っていますね。写真は上映後の観客。

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↑この日はこれで終了です。
お疲れさまです!

追記
修正:参加人数、18万人→13万人へ。

クレルモン滞在報告:03