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クレルモン滞在報告:05

2008.3.20

クレルモンの映画祭から早くも1ヵ月以上経ちました。「クレルモン滞在報告」やっと最終回です。
ここから読み始めている人は一番下にある「関連タグ」の「クレルモンフェラン2008」をクリックしてください。

滞在最終日はアワードセレモニーがあり、映画祭の最終日です。
この日は午前中からインターナショナル・コンペ部門のプログラムを見ることにしました。
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↑この日のランチ。「ビーフ」の次は「ソーセージ」という単語を覚えました!


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↑メイン会場近くのカフェ。隣のテーブルでも映画祭のカタログを見ながら話し合っています。

午後は、SAPPOROからたくさんのプロモーション用DVD を持って行った「PiKA PiKA」の入っていたLAB部門のプログラムをチェック。

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↑上映中の「PiKA PiKA」

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↑入場受付の学生のボランティア。かけ声もなく元気はないが、それもまた良しです。

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↑前日の「PiKA PiKA」グランプリ受賞の情報がどうも、本当らしい!という事で、映画祭の臨時事務局に確認に行くことにしました。というのは、「PiKA PiKA」の監督、ナガタさんから代わりにセレモニーに出席して欲しい、と依頼があったのです。

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↑「お、セレモニー出席できるんだね、じゃあここに席の予約しておこう」とあっさり関係者席のチケットを渡されました。「名前が呼ばれたらステージに上がって」とそれだけ。

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↑アワードセレモニーまで時間があったので、メイン会場近くの映画館で上映していたCANAL+のプログラムを見ることにしました。ものすごい人気で映画館の入り口が見えません。

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↑満席状態の館内。

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↑CANAL+プログラムの途中でセレモニーの時間に。メイン会場に戻ります。

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↑グランプリ他、主要な賞のトロフィー。みんな同じ大きさでした。

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↑いよいよ、セレモニーの始まりです。意外と地味ですね。

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↑各賞の発表が続きます。だんだんステージに人が増えてきました。LAB部門のオーディエンスアワードの発表です。

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↑ついにLAB部門の発表ですが、この写真は審査員特別賞の発表時。中央にいる緑のトレーナーを着ている3人組が今年のLAB部門の審査員です。真ん中がロイストン・タン。2008年の審査員特別賞はニコラス・プロヴォストの「 Plot Point」が受賞。札幌ではSSF2007で彼の「Induction / 誘発」を上映、最優秀エクスペリメンタル賞を受賞していました。

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↑ついにLAB部門のグランプリ発表。しっかりトロフィーと賞状、副賞のCANONのDHカメラを受け取ってきました。自分だけグランプリ三点セット。どうやって持ったらいいのかわからず、固まってます。写真は左から、インターナショナル・コンペティション部門のグランプリを獲った「 Auf der Strecke」のReto Caffi、ニコラス・プロヴォスト

昨年のLAB部門のグランプリは札幌で撮影・編集された「Monkeylove」でしたが、監督はシンガポールのロイストン・タン。それが2008年の今年は、日本人のモンノカズエ+ナガタタケシによる「PiKA PiKA」です。これは快挙です。しかも、二人の作品は初めてクレルモンのオフィシャルセレクションに選ばれて、初受賞がグランプリ。
クレルモンフェランの映画祭のグランプリは世界中の短編を撮っている監督達が目標にしている非常に重要な賞の一つです。

1月のサンダンスで札幌から出品された小川亮輔監督作品「花魁ノ詩」の優秀賞受賞など、札幌に関わるる作品が海外で高い評価を受けているのは、とても嬉しいですね。

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翌日の朝刊

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↑一通りのセレモニーの後、3部門のグランプリ作品が上映されました。この作品はインターナショナル・コンペティション部門のグランプリを獲った「 Auf der Strecke」英語では「On The Line」。

上映のあと、受け取ったトロフィーと副賞のカメラを映画祭事務局に渡して、日本の監督達に直接送るように頼みました。その後、深夜のクロージングパーティーまで時間があるので、また例のクレープ・グリルのレストランで食事。
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↑クレープ。

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↑最終日のパーティーはCANAL+のパーティーがあった会場と同じ場所、トラムで10分ぐらいの場所です。会場入り口ではバンドが入場者を歓迎。楽しい雰囲気を盛り上げています。

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↑クロージングのパーティーは映画祭のボランティア・スタッフも参加していたので、ものもの凄い人数になっていました。

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↑各国お映画祭関係者と最後のご挨拶。この会場でも最後の作品プロモーション責めにもあいました。最後までがんばってプロモーションしている姿に感心。この会場ではVJがとてもうまく、映画のシーンをもの凄くうまく繋いでいました。さすが映画の国〜。

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↑フランス人はアコーディオン中心の3ピース編成のバンドでよく踊りまくっているけど、このスタイルは何でしたっけ?。このパーティー朝まで、続くようです。

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↑演奏を終えた休憩中のバンドマン。この夜は、映画祭のロジェに最後の挨拶をして、会場をあとにしました。映画祭が用意したバスで映画祭のメイン会場まで戻ります。お疲れ様です!

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↑翌朝、朝8時のパリ行きの列車に乗るために5時に起きて、荷物の整理。ホテルのフロントに誰もいなかったので、メッセージを残して駅に向かいました。

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↑駅でカプチーノとクロワッサンを食べて、パリ行きの列車に乗り込みます。

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↑約3時間半でパリのリオン駅に到着。時間は正午頃、帰りの飛行機が午後5時なので、荷物を駅に預けてポンピドー・センターに行くことにしました。

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ポンピドゥー・センターの有名な外観。(公式HPには必見の外観写真があります。)レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが設計、1977年開館。
ポンピドゥー・センター公式サイト

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↑あまりの人の多さに、チケットを買って展覧会をみるのを断念。とにかく、建物の外側に設置されているエスカレーター(一般入場者と違う入り口です)で最上階まで行くことに。

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↑エッフェル塔とモンパルナスの丘まで見渡せます!

今回のクレルモン視察・滞在記はここまで。来年は、札幌からクレルモンフェラン映画祭ツアーが出来ると良いですね。今年も各国の映画祭から優秀な作品を集めたいと思います。9月の映画祭までお楽しみに。