2010.2.17
2月1日から6日まで、フランスのクレルモンフェラン市で開催されていたクレルモンフェラン国際短編映画祭に参加してきました。(映画祭の開催は1月29日から)今年は、SSF2009のワールドツアーの一環として、クレルモンでのマーケット上映を行って映画祭に参加していた関係者を対象に上映を行いました。
今年の受賞作品はこちら:PDF
クレルモンのマーケット会場では日本から一緒に参加した、ショートショート・フィルムフェスティバルとブースを共有して、日本の作品のプロモーションと、SSFは特に2010年の映画祭への作品応募のプロモーションを行いました。クレルモンの映画祭については、ショートショート・フィルムフェスティバルの実行委員長:東野さんが書いているブログが詳しいので、ここでは写真を中心に簡単に報告します。
パリから列車で3時間半、クレルモンフェランの駅前。(郊外に空港もあります。)
ホテルにチェックイン後はすぐに映画祭のレセプションで受け付け。
関係参加者のメッセージのやりとりのための私書箱:ピジョンボックス。参加者はそれぞれ自分のボックスを持っています。毎日たくさんのメッセージとDVD受け取りますが、メッセージが手書きなので、ほとんど読めません…。
レセプションを受け取ったら、メイン会場の建物の裏にあるマーケット会場でブースの設営。
ブース設営後に、記念写真。今年はSSF2010の作品募集プロモーションと日本のアニメーション7本をプロモーションするため、マーケット上映を実施。このあとブースでフィルメーカーが各国のディストリビューターとやりとり。
マーケット会場は午後7時までなので、その後早速今年のプログラムを堪忍するために、メイン会場の小さい方のシアターでLABプログログラムを観ました。今年の傾向は…地味ですねえ。
上映後、クレルモン市内の中心にある広場を通り食事に出かけましたが、長旅でくたくた、何を食べたのか思い出せません。雪が降っていたようで、マイナス4-6度くらいだったようです。
翌日は朝からマーケットのブースでプロモーション、クレルモンの映画祭に参加している監督やプロデューサー達がブースに立ち寄ってくれます。上の写真は札幌のブースの正面にあるイスラエルのブース、イスラレエルの映画学校の作品をプロモーションしています。イスラエルも映画制作が盛んなんだー、という印象だと思いますが彼らは毎年DVDを配りまくってプロモーションしています。
この会場では今年初登場のチェコブースもありました。アニメーションかと思いきや、サンプルDVDを受け取ってみるとライブアクションが中心の作品集でした。アジアから参加しているのは、日本からSAPPORO Short Festと東京のショートショート、韓国、タイのFilm Instituteくらいです。
ブースにはこれまで札幌に応募してくれた監督達も訪れます。クレルモンフェランの映画祭に正式上映され来場、マーケット会場では他の映画祭にプロモーションしたりバイヤーへの売り込みをしています。この監督は、SSF2009に応募してくれたのですが、惜しくも、オフィシャルセレクションには選ばれませんでした。しかし、クレルモンのLAB部門には選ばれ喜んでいました。
作品はとても印象深い作品だったので覚えていましたが、とってもアーティスティックなので札幌では惜しくも落選。作品的に評価していますが、札幌で紹介できるプログラムを作る余裕はなさそうです。マーケットのリコメンデーションには入れていました。興味のある方はここに公開されていますので、ご覧ください。HPはこちら:The Marina Experiment。この作品を選んでくるとは、今年のLABはやっぱり地味というか、傾向がはっきりしていました。
クレルモンのマーケット会場、午後5時過ぎにはこんな様子になります。
昼食のために、広場へ。天候が回復暖かくなった現地。今回のマーケット上映の主役、森本晃司さんとセンコロールの宇木敦也さんと一緒にランチへ。
映画祭の市内の会場の一つ。クレルモンでは13会場を2つに分け偶数時と奇数時ごとに上映スタートするので、1時間ごとにプログラムを選べるようになっています。
続く:クレルモンフェラン国際短編映画祭報告2