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DSMC/DSLRとハートロッカー
DSMC/DSLRとハートロッカー

DSMCとはあまり聞き慣れないと思いますが、どうやら「RED Digial Still and Motion Camera System」の事らしい、またDSLRはとうぜん「Digital Single Lens Reflex camera」の事で、いわゆる、デジタル一眼レフカメラの事です。

RED 札幌では映画祭事務局のお隣さんであるニューピークフィルムさんが REDを使用しています。
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REDの3D用カメラ
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最近、よくオンラインでデジタル一眼で獲られた映像作品を観ますが、デジタル機材で撮影される映像がどれも高画質で驚きます。また、CMなどコマーシャルの撮影に使われているようで、どんどん広がっているのを感じます。しかし、業務用の撮影機材が、フィルムからデジタルへ大きく変わっていくなかで、映画祭スポンサーのPanasonicさんも映画祭開催中にプロ向けのワークショップやデモをやっていただいていますが、いまいち、何が起こっているのかよくわかりません。

なのでこのところ、株式会社システムファイブさんのやっているPRONEWS(プロニュース)をチェックして、「なるほどね〜」と読み込んでいますが、最近の特集でなかなか良いものがあり、ついうっかりと引き込まれてしまいました。

それが、[DSMC・DSLR 2010]Vol.01 DSMC/DSLRが変えたもの
全8回の連載ものです。

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石川幸宏さんのわかりやすく業界全体の動向もかいつまんで紹介してくれる内容は私のよう初心者にはちょうど良い。

  1. DSMC/DSLRが変えたもの
  2. CM/MV業界を震撼させたDSMC/DSLRの登場
  3. ポストプロダクションの意識改革
  4. 世界的スタイルチェンジ/NEW ENGの世界
  5. 制作ジャンルを超える新たなる挑戦
  6. CP+にみる 最新DSLRムービー情報(1)
  7. CP+にみる 最新DSLRムービー情報(2)
  8. エピローグ:DSMCが生み出すニュークリエイティブスタイル

この連載の4回目「世界的スタイルチェンジ/NEW ENGの世界」で紹介されている、映像がものすごいリアリティーがあるのでここに張っておきます。この映像は、キヤノンのEOS 5D Mark IIで撮られているそうです。アカデミー賞を獲ったハート・ロッカーが描くように、アフガニスタンのリアリティーを伝えてくれるドキュメンタリーになっています。(ハート・ロッカーはイランでしたね。)是非HD画質でご覧ください。WEBでこのクオリティーと緊張感を伝えられるのはすごいことです。

この迫力、DSLRの機材がここまで広く広がっている事に驚かされますね。詳しくは、特集を読んでみてはいかがでしょう。

結局、デジタル一眼ムービーの話になりますがこちらに、そのクオリティーについてあつく語る男達。約35分、英語だけですが映画業界のメンバーが集まってそのクオリティーをフィルムと比較、熱く語ってます。最後に、ジョージルーカスの、スカイウォーカーランチをデジタル一眼ムービーで見られます。ちょっと前置きが長いですが、WEBでも違いがわかります。フィルムからデジタルへ、デジタル一眼ムービーがレボリューションを起こしていると言っています。フィルムと 5D Mark II / 7D / 1D Mark IV / D3S / DMC-GH1の比較。(スカイウォーカーランチのシアターでも試写しています。)

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The Great Camera Shootout 2010

というわけで映画祭のHD化は何処まで近づいているのでしょうか? 今年もマーケット会場では、4Kプロジェクターの試写を計画中です。