今年は上映プログラムの見所を余すところなく宣伝するため、とりあえず事務局から、プログラム解説というかプログラムの魅力をお伝えしていきます！
国内プログラム、N-Aプログラムです。

毎年人気の国内プログラム。
今年のとても良い作品が集まりました。
二つのナショナルプログラムは映画祭をお手伝いしてくれている
映画好きなボランティアスタッフに紹介してもらいます！
N-Aプログラムでは今回３作品をピックアップします。
・び　じょ

タイトルに惹かれたあなたは正解！主人公の女の子の横顔が綺麗です。
どうして横顔かって？横顔で際立つパーツといえば、そう、「鼻」ですね。
主人公の女の子は「美女」で「鼻（び）女」。
嗅覚の鋭さに悩む彼女が自分の個性をつかむまでの過程が描かれています。
ユーモアもたっぷり。
和風テイストのファッションやインテリア、音楽にもご注目。
やっぱり、「鼻につく」くらいの特徴こそ、個性なのかも。
・ラスト・エクスタシー

日本映画界で注目度大の女優、満島ひかり。
どんよりとした日々をおくる自殺願望のある女と
心中をもちかけてくる謎の男、そこに印象的な音楽が絡みます。
満島ひかり演じるあかね、その精神はぎりぎりのところにあるのですが、
すっぴんの顔が妙に生命力を感じさせます。
無機質な、グレーな世界で、肌に赤みを帯びたすっぴんの彼女が
最後には絶えてしまう。
短いなかで、物語だけでなく映像でも生と死が確かに描かれています。
満島ひかりの女優魂を観たい方、
ダークで冷たい空気感をお好きな方は是非会場へ。
・井の中の蛙

短編映画ははじめてという人にも、こだわりの映像を欲する映画ファンにも
お勧めしたいのが、世界的に注目されている落合賢監督によるこちらの作品です。
引きこもりの青年が日本縦断をするというストーリー。
稚内、琵琶湖、沖縄など日本の景色が青年の心情に重なって美しく映されています。
初心者のあなたには主人公と一緒に全国を旅してみてください。
きっと、心に響く景色を見つけるでしょう。
玄人なあたなには、徹底的に画面を味わっていただきたい！
写真と動画で構成された独特な映像美をご堪能ください。
観終わったあと、爽やかでどこか懐かしい余韻が残る作品です。
作品紹介：ボランティアスタッフ菅原
今年も大人気の予感。
ナショナル、N-Aプログラムは以下の日程で上映します。
2010.10.06（水） 18:00〜19:30 ホワイトロックシアター
2010.10.10（日） 16:00〜17:30 ホワイトロックシアター
ぜひ、今年も楽しんでください。