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Festival Update

第18回札幌国際短編映画祭 11月23日より開幕 ウクライナ2作品を含む世界24の国から81作品が上映決定!

2023.11.17

第18回札幌国際短編映画祭(NoMaps実行委員会主催)が2023年11月23日(木・祝)〜26日(日)まで、札幌の映画館「サツゲキ」にて開かれます。今年の応募数は世界97の国と地域から2,663作品(詳細:最下部参照)。この中からコンペティション・ノミネート作品、オフィシャルセレクション<24の国地域、81作品>が選ばれました。ここから国際審査員の審査を経てグランプリ作品ほか各賞が決定します。

今年のテーマ:「平和への願い」

いまだ世界の各地で戦争が起きている状態です。世界から寄せられた”いま”を伝える短編映画のストーリーとビジュアルからは、遠く離れていても感じ合う人間の「共通性」を感じます。今年はあらためて世界を知り平和を希求するという思いから、「平和への願い」をテーマに、特に多様性を意識してプログラムしました。戦争による心の傷(PTSD)を抱えながら暮らす難民の心情や、ウクライナの小さな村の暮らしと村に残る戦争の記憶、クルド人問題を背景としたトルコの作品、今も社会に残る女性の抑圧をテーマとした作品、そしてミャンマーのドキュメンタリー作家を応援するプロジェクトの特集上映など、是非幅広く世界の作品をご覧いただき、あらためて世界を知り、平和への思い・願いに共感するメッセージを映画祭から発信できたらと思います。

みどころ1:ウクライナの短編作品が2作品ノミネート

実際のウクライナ難民が数多く出演し、戦争による難民の心の傷(PTSD)をわずか2分40秒で描く短編「引き裂かれても」(I-A プログラム)、ロシアの占領からの解放後の小さな村、ウクライナのルカシフカ(luckashivka)・ヤヒドネ(Yahidne)に暮らす人々の生活を淡々と映したショート・ドキュメンタリー「生きる者のエレジー」(I-B プログラム)など、”世界のいま”を感じるウクライナ作品が2作品ノミネートしています。

引き裂かれても | UPROOTED
アンジェイ・ハブリス | Andzej Gavriss | Fiction, Social | Ukraine | 2022 | 0:02:40
上映プログラム:I-A(ほか全7作品)
日時:11月24日(金)15:00~
生きる者のエレジー | ELEGY OF LIVING VOICES
リリア・シヴィツカ | Liliya Syvytska | Documentary, Social | Ukraine | 2023 | 0:15:38 |
上映プログラム:I-B(ほか全6作品)
日時:11月24日(金)17:00~

みどころ2:共感を生み出す作品たち
米国アカデミー賞ノミネート「赤いスーツケース」日本初公開
クルド人少女の物語「聞いたことのない話」(トルコ)

2023年米国アカデミー賞実写短編映画部門にノミネートした作品「赤いスーツケース」(I-Dプログラム)が日本初公開!必見です。監督は過去に札幌で紹介されたルクセンブルクのサイラス・ネシュバ監督。空港を舞台に、家父長制の社会における女性の抑圧をテーマにサスペンスタッチで描きます。

赤いスーツケース | THE RED SUITCASE 
サイラス・ネシュバ | CYRUS NESHVAD | Fiction, Drama | Luxembourg | 2022 | 0:15:00
上映プログラム:I-D(ほか全5作品)
日時:11月25日(土)17:00~

聞いたことのない話」(I-Bプログラム)はクルド人問題を背景とするトルコの作品。クルド人の村の少女が、ある事件をきっかけにテレビが無くなり寂しそうなおばあちゃんを喜ばせようと、素敵なサプライズを計画する。まっすぐで一生懸命な孫娘と素朴なおばあちゃんの関係に心が温まる作品です。

聞いたことのない話 | THINGS UNHEARD OF
ラマザン・キリッチ | Ramazan Kilic | Fiction, Drama | Turkey | 2023 | 0:15:36
上映プログラム:I-B(ほか全7作品)
日時:11月24日(金)17:00~ 

みどころ3:ロヒンギャ難民・ミャンマーのいま: 久保田徹さんがゲストイン

慶應大学在学中の2014年よりロヒンギャ難民の取材を開始してきたドキュメンタリー作家・久保田徹さんをゲストに、ミャンマーの現状や、ミャンマー人のクリエイターを支援するための活動「Docu Athan(ドキュアッタン)」について、作品を見ながら解説していきます。弾圧されるミャンマーから逃れながらも制作を続けるジャーナリスト/映像作家たちの作品をご覧ください。

ミャンマーを応援する映像サイト「ドキュ・アッタン」を映画祭で日本初上映!

「ドキュ・アッタンDocu Athan」このプロジェクトは、ミャンマーで拘束された2人の日本人、ジャーナリストの北角裕樹とドキュメンタリー作家の久保田徹の発案から生まれました。2人は自分たちが解放された後も、ミャンマーの友人たちが苦境にあることに対してできることは何かを考えた末に、仲間と共に立ち上げました。「ドキュ・アッタン」が映画祭で紹介されるのは今回が初めてとなります。

「Docu Athan」https://www.docuathan.com/about-docu-athan

日時:11月25日(土)18:00~
会場:EDiT(南2西6ビル地下)(無料)

ゲスト:久保田 徹

ドキュメンタリー映像作家。1996年神奈川県生まれ。慶應大学法学部在学中の2014年よりロヒンギャ難民の撮影を開始し、ドキュメンタリー制作を始める。以降、BBC, Al Jazeera,NHK Worldなどにてディレクター、カメラを担当。2022年7月にミャンマーにて撮影中に国軍に拘束され、111日間の拘束期間を経て帰国。ミャンマーのジャーナリスト・映像作家を支援する一般社団法人Docu Athan共同代表。

みどころ4:スター・ショート 
注目の俳優・有名俳優が出演する日本の短編映画を特集!

北野武監督映画にも出演するベテラン俳優・國村隼(「シン・ゴジラ」「アウトレイジ」)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」・連続テレビ⼩説『なつぞら』出演の期待の女優・福地桃子。NHK大河ドラマ 「どうする家康 」に出演、短編映画にもキャリアのある女優・鳴海唯。「愚行録」(石川慶監督)や「ムーンライト・シャドウ」(エドモンド・ヨウ監督)など新鋭監督の意欲的な長編映画で活躍が光る女優・臼田あさ美。NHK大河ドラマ「西郷どん」(島津久光 役)や「鎌倉殿の13人」(木曽義仲 役)などで確固たる存在感を放つ俳優・青木崇高。映画初主演(『 “隠れビッチ”やってました。』)で第32回東京国際映画祭 東京ジェムストーン賞を受賞、「キングダム 運命の炎」では李牧の護衛・カイネ役で存在感を発揮した実力派女優・佐久間由衣。豪華俳優陣が、新進気鋭の監督たちが演出する”短編映画”で見られます(全4作品)。

上映プログラム:ジャパンパノラマ-B(全4作品)
日時:11月25日(土)21:00~ 

(上映作品)

青と白 | Blue and White |

西山 裕之 | Hiroyuki Nishiyama | Fiction, Drama | Japan | 2022 | 0:27:22

ポルトレ | Portrait |

矢野 数馬 | Kazuma Yano | Fiction, Drama | Japan | 2023 | 0:13:11

妻の電池切れ | Wife’s Power Outage |

八幡 貴美 | Kimi Yawata | Fiction, Drama | Japan | 2023 | 0:21:06

あおいそら | Blue & Sky |

福岡 利武、栂岡 圭太郎 | Toshitake Fukuoka, Keitaro Tsugaoka | Fiction, Drama | Japan | 2023 | 0:28:10

(写真は左上「青と白」右上「ポルトレ」左下「妻の電池切れ」右下「あおいそら」)

各プログラム詳細

上映プログラム:全16プログラム

《国内作品》

・ナショナル・プログラム:国内作品のコンペティション

・ジャパン・プレミア:日本初公開作品のコンペティション〈ジャパンプレミア部門賞対象〉

・ジャパン・パノラマプログラムA:実験的・多様な作品〈ノンコンペ〉

・ジャパン・パノラマプログラムB : スター・ショート〈ノンコンペ〉

・北海道セレクション:北海道にゆかりのある作品〈特別賞対象〉

・北海道セレクション・STUDENT(上映終了):北海道の学生作品〈ノンコンペ〉

・Docs for SDGs +MicroDocs:SDGsをテーマとしたドキュメンタリー〈MicroDocs部門コンペ〉

《世界の作品》

・ファミリー&チルドレン:お子様と楽しく見られる世界のショートアニメ *料金が異なります

・I-A:#A級映画祭・見ごたえプログラム

・I-B:#考えさせられるプログラム

・I-C:#世界を知る・珠玉のドキュメンタリー・プログラム

・I-D:#ワクワクハラハラ・プログラム

・I-E:#大人のちょっとラブコメ・プログラム

・酔っ払いプログラム(12月8日開催予定)

(今年の受賞作品を集めたプログラム)*料金が異なります

・アワードA:今年の受賞作品の中から選出(上映作品は審査結果の発表後、WEBで公開します)

・アワードB:今年の受賞作品の中から選出(上映作品は審査結果の発表後、WEBで公開します)

 (審査結果は11月17日(金)21時より映画祭公式YouTubeチャンネルより発表予定)

プログラム詳細(note)

https://note.com/sapporoshort/

SSF2023フェスティバル・トレーラー (第1弾)

https://youtu.be/oriSCiDsgKU

上映スケジュール

詳細データ

応募本数:世界97の国と地域から2,663作品。

上映本数:(オフィシャルセレクション)24カ国、81作品 *マーケット上映をのぞく

上映プログラム数:16プログラム

*第18回札幌国際短編映画祭インターナショナルコンペティション応募国別応募数 上位5ヶ国 

フランス:321/アメリカ:254/日本:230/イラン:228/中国:197

●国内入選作:41作品

ジャパンプレミア・プログラム選出:3作品

ナショナル・プログラム:5作品

ジャパンパノラマ・プログラム:10作品

北海道セレクション:8作品

北海道セレクションステューデントプログラム:6作品
北海道セレクション・ステューデントプログラム(Micro Docs):3作品

マイクロ・ドックス:6作品

ほか、招待作品 Docs for SDGs:3作品

●インターナショナル:23の国・地域から37作品
インターナショナル:28作品

ファミーリー&チルドレン:7作品

酔っ払いプログラム:2作品

合計:日本を含む24カ国・地域から81作品

*ウクライナ2作品がノミネート。

 開催概要

名称

第18回 札幌国際短編映画祭

 英 語:17th Sapporo International Short Film Festival & Market

 通 称:SAPPOROショートフェスト 2023/SAPPORO SHORT FEST 2023

主催/運営

NoMaps実行委員会/映画祭運営部門

劇場上映

会期 2023年11月23日(木/祝)~26日(日)

会場 サツゲキ(札幌市中央区南2条西5丁目 狸小路5丁目)

オンライン上映

会期 2023年12月8日(金)~12月22日(金)までチケット販売

チケット

劇場上映

料金:前売券/当日券

・1プログラム券 前売:1,300円(数量限定)/当日券:1,500円 

・アワードプログラム券 前売:1,500円(数量限定)/当日券:1,800円
 前売券:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/025qm1i2hmd31.html

*チケットはキャッシュレスが基本になりますので、前売券の購入による、事前決済がオススメです。

*各上映プログラム(約90分)ごとにチケットを購入してください。
*当日券などのチケット情報はこちらでご確認下さい。

 当日券:https://sapporoshortfest.jp/page_update_jp/ssf2023-ticket-info/

*実券の前売りチケットの販売は劇場のサツゲキにて数量限定で発売予定。

・ファミリー&チルドレン:前売/当日 一人500円(座席を使用しない幼児の場合は無料)

オンライン上映

会期 2023年12月8日(金)~12月22日(金)までチケット販売
ほぼすべての作品を対象に2週間視聴可能、最終視聴可能日は2024年1月5日(金)*予定

会場 札幌国際短編映画祭公式ページ内(予定)

料金:2,000円 *詳細が決定次第WEBサイトにてお知らせいたします。

プレス・リリース

PR Times:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000067047.html

お問い合わせ

札幌国際短編映画祭(映画祭についてのお問合せはこちら)

担当:本間/久保

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