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SSF NEWS

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今日からは三連休。SAPPOROショートフェスト2007もいよいよ中日に突入です。
連休は雨のスタートとなりましたが、こちらは注目のプログラムが続々と登場します。

何といっても、本日24時(深夜0時)からは、恒例の「オールナイト上映」を行います。明日の朝9時30分まで、フィルムメーカー部門A、B、Cの各プログラムと、「CALIFORNIA Short」、「AUSTRALIA Short」をご覧いただけます。

本日16時からは、セミナー会場のほくせんギャラリーivoryで、ポーランド短編映画のセミナー、同じく18時からは、大ヒット作「スキージャンプ・ペア」でお馴染みの真島理一郎監督のセミナーがあります。いずれも入場無料でお楽しみいただけます。

そして明日16日(日)の10時からは、お子さんやご家族でお楽しみいただける「Children Short」プログラムです。
大爆笑必至のアニメーションやハートウォーミングなドラマなど、子どもも大人も楽しめるプログラムです。
小学生以下無料でお楽しみいただけます。

明日の20時からは、いよいよ今年の各アワードが発表される「Award Ceremony」が催され、17日(月・祝日)の20時と22時には、アワード受賞作品のみをご紹介する「Award Premium A」と「Award Premium B」が上映されます。

今日からの三連休、世界の短編映画を観にいらっしゃいませんか?
スタッフ一同、メイン会場の「札幌東宝プラザ」(札幌狸小路5丁目)と特別会場の「シアター・キノ」(狸小路6丁目)でお待ちしております!



【会場内限定】国内初公開、真島監督お宝映像をチェック!
処女作『スキージャンプ・ペア』が世界30カ国以上の映画祭で上映され、SAPPOPROショートフェストにも第1回から参加してくれた真島理一郎監督。

今年はフィルムメーカー部門の「F-C」で5作品が上映されます。 「札幌に来るのはいつも楽しみ。スタッフや観客の皆さんがあたたかく迎えてくれるのが嬉しいです」 そう語ってくれた真島監督から嬉しいサプライズをいただきました!

真島監督の2007年オリジナル作品「24時間映像時計 クロックマン」が
国 内 で は じ め て SAPPOPROショートフェストの会場にて公開されます!

「クロックマン」とは、針と数字を使わずに時を表現したもの。白い箱のなかに暮らすのは、ヒゲをたくわえたなぜかレスリングタイツ姿のクロックマン(と時間帯によっては奥様や友人も登場)。クロックマンが24時間生活する映像を通じて、見る者が「時を感じる」まったく新しい映像時計なのです。

もとはホンダのクロスロード誕生を記念した特別企画の一貫として考案された「クロックマン」の詳細はこちら。 そんな「クロックマン」の全貌をこのSAPPOPROショートフェストで国内初公開してくれた真島監督!本当にありがとうございます! 公開場所は、東宝プラザ2階売店カウンターにて。

札幌の皆さん、貴重なこの機会をぜひぜひお見逃しなく! 「クロックマン」に会いにきてくださいね!



27歳の若さにして、今夏オール北海道ロケを敢行した映画「ガチボーイ」の小泉徳宏監督が、自らの経験をたっぷりと語り、これから映画人をめざす学生らを相手に、先輩映画人としてのアドバイスもしっかり教授。

小泉監督曰く、映画監督になるためには、、「直観力」、「演技力」、「人間力」の3つの力が必要とのこと。
監督に「演技力」が必要だというのは奇異にも感じますが、「監督というのは“監督役”のこと。監督のテンションが下がっていると、スタッフの動きも悪くなるし、それが作品にも反映されてしまう」と、小泉監督。監督自身が“演じる力”を持たないと、良い作品はできない・・。

会場は、「アイアン・フィルムメーカー(映画の鉄人)」に参加した学生を中心に大入り満員状態。
“未来の映画人”たちにとって、貴重な機会となったに違いありません。

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“コートの中が一番輝いてるアタシたち!”

タイのおかまちゃんバレーボールチームを題材にした劇場映画『アタックナンバーハーフ』で一躍世界に躍り出たヨンユット・トンコントゥーン監督。
映画祭2日目のセミナー「世界を突き抜けるタイ映画」(会場/ほくせんギャラリー「アイボリー」)では、現在、年間300本以上の映画が作られているタイ映画の現状とご自身のフィルモグラフィーを語ってくれました。

20歳の頃から映像を作り続けてきたヨンユット監督は『アタックナンバーハーフ』大ヒットの追い風を受けて、現在、友人と立ち上げた映画制作スタジオ「GTH」を経営しています。
同スタジオでは新進監督の発掘に重点を置きつつ、ドキュメンタリー、アニメーションなどさまざまなジャンルの映画を制作。
なかでも、世界的なニーズに応えて年に1本は必ず制作するのが、ホラー映画なんだそうです。

「日本、韓国など先行するホラー映画大国に負けないように」なんておっしゃってましたが、いやいやいやいやいや、ご謙遜です。
予告編を上映してくれた『alone』『BODY』『DORM』の怖さといったら、もう…。
「ひいいー!」と顔を覆った指のすき間からしっかり見入ってしまいました!

札幌の印象を尋ねると、「雪のイメージでしたが、暑さはタイと変わらないですね(この日、札幌の最高気温は8月並み!)ニューヨークみたいに街並みが整然としていて、みなさん、親切な方ばかりです」とのこと。

「今後、ハリウッドや日本進出は考えていますか?」の問いには、きっぱり「ノー」と即答。
「タイに基盤を置いて、作品づくりを続けます」と語ってくれました。

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昨年、SAPPOROショートフェスト2006の審査員を務めていただいたブロードキャスターのピーター・バラカン氏が、今年はトークライブのホストとして参加。
1940年代に作られたJAZZライブの秘蔵映像などを題材に、独特の軽快な語り口でトークを展開しました。

「こんな映像を一体どこから見つけて来るのか?・・」と思わせるレアな映像の数々。
話題は、音楽、ショートフィルム、そして映像教育にまで広がり、あっという間の90分でした。

「映画祭で上映されなかった作品の中にも優れた作品がたくさんあり、それが埋もれてしまうのは非常にもったいないこと」とのご指摘には、参加者一同「ごもっとも」。(^^)

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“サワディ・クラップ” は、タイ語の挨拶。
タイ人は挨拶をする時、手を胸の前で合わせて、「サワディ・クラップ」と言うそうです。

今朝、ここ札幌で、この挨拶を目の当たりにしました。
先に挨拶したのは、Childrenプログラムで上映される「My Dear Enemy(けんかともだち)」のマヌッサ・ヴォラシンハ監督とASIAN TYPHOONで上映される「In the name of sin」のタンワリン・スッカビシット監督、これに笑顔で応えたのは審査員のヨンユット・トンコントゥーン監督。

ほんのささやかなことかも知れませんが、映画祭のためにタイから札幌に駆けつけてくれた映画人同士が、この札幌で“サワディ・クラップ”を交し合っている・・・この光景を見て、妙に感動してしまいました。
国際映画祭の、もう一つの側面をみたような気がします。

■(右から)ヌッサ・ヴォラシンハ監督、ヨンユット・トンコントゥーン監督、タンワリン・スッカビシット監督
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会場内では人気投票を行っています。
プログラムごとに投票用紙を配布し、みなさんのお気に入りを教えてもらおうというこの企画。

初日の午後6時から始まった、国内作品を集めた「N-A」上映後、ロビーにいらした女性のお客様にお願いして 「どの作品が良かったですか?」と投票用紙を見せていただいたら…

とある作品のチェック欄に、赤ボールペンに花丸つきで、さらに
「 ぶ っ ち ぎ り 」 の力強い一言が!

記者「ぶっちり、ですか!」
お客様「はい、ぶっちぎりです」
記者「作品自体は約25分と、ショートフィルムにしては長いですよね」
お客様「つまらない2時間映画よりずうっっっとおもしろかったです」
記者「ヤラれましたね」
お客様「ヤラれました。こういうアニメーションは。日本の監督さんだから撮れたんじゃないかなと思いました」

と、大絶賛のコメントをいただきました。
その作品とは、「N-A」の6番目の作品」、「レッツゴー番長 デッドオアアライブ完全版」です。
「N-A」の上映は残すところ、9月15日(土曜)朝10時から。
「どれだけ“ぶっちぎり”なのか、自分の目で確かめたい!」
という方はどうぞお見逃しなく。

あなたのお気に入りも、ぜひ投票用紙で教えてくださいね。
会期中、もしかするとコメントインタビューをお願いするかもしれません!



処女作『スキージャンプ・ペア』が世界30カ国以上の映画祭で上映され、SAPPOPROショートフェストにも第1回から参加してくれた真島理一郎監督。
今年はフィルムメーカー部門の「F-C」で5作品が上映されます。

「札幌に来るのはいつも楽しみ。スタッフや観客の皆さんがあたたかく迎えてくれるのが嬉しいです」
そう語ってくれた真島監督から嬉しいサプライズをいただきました!

真島監督の2007年オリジナル作品「24時間映像時計 クロックマン」が
国 内 で は じ め て 
SAPPOPROショートフェストの会場にて公開されます!

「クロックマン」とは、針と数字を使わずに時を表現したもの。
白い箱のなかに暮らすのは、ヒゲをたくわえた
なぜかレスリングタイツ姿のクロックマン(と時間帯によっては奥様や友人も登場)。
クロックマンが24時間生活する映像を通じて、見る者が「時を感じる」まったく新しい映像時計なのです。

もとはホンダのクロスロード誕生を記念した特別企画の一貫として考案された「クロックマン」の詳細はこちら
http://www.honda.co.jp/CROSSROAD/factory/

そんな「クロックマン」の全貌をこのSAPPOPROショートフェストで、国内初公開してくれた真島監督!本当にありがとうございます!

公開場所は、東宝プラザ2階売店カウンターにて。
札幌の皆さん、貴重なこの機会をぜひぜひお見逃しなく!
「クロックマン」に会いにきてくださいね!



作品部門「I-F」(新機軸の魅力)で、作品「D.I.Y」が上映されるロイストン・タン監督(シンガポール)が登場!
かつて札幌で撮影した作品「モンキーラブ」が、海外の国際映画祭でグランプリを受賞するなど、札幌に縁の深いロイストン・タン監督。
札幌には彼の作品のファンも多く、登壇時には観客から声援も上がっていました。
明日14日(金)も14時から上映があります。

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ロイストン・タン監督の来札に合わせて、彼の長編2作目、NHKとシンガポールの共同制作「4:30」の上映が決定しています!!
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ドイツ、ベルリン映画祭に出品された時のポスターイメージ royston430.jpg



前日の盛大なレセプションパーティーも終わり、いよいよフィルム上映がスタートした映画祭初日。
続々と集まってきましたよ、みなさん!
アメリカ、イギリス、ドイツ、シンガポール、韓国、そして日本と、世界各国から才能あふれるフィルムメーカーたちが札幌に大集合!

特別セミナーとしてイベントスペースEDiTで行われた「,~若手監督達に聞く、映画祭の役割とマーケット~」では、国内外から総勢12人もの監督が駆けつけてくれました。
自己紹介が終わると、ほぼ全員が初顔合わせながらも同じ映像の世界に身を置く者同士、会場内は打ち解けた雰囲気に。

『スキージャンプ・ペア』の真島理一郎監督(F-Cで上映)に、シンガポールのアーロン・ウイルソン監督(I-H)が 「『ジャンプ・ペア』のアイデアはどこから?」と質問すると、「あれはジャンプの大会を見てるときに、板があまりに長くて1人で乗るにはもったいないと思ったのがきっかけです。
資源のムダづかいですよね」という回答に一同思わず大爆笑!

さらにシンガポールのロイストン・タン監督(I-F)からは、全員に向けて「みんな、ショートフィルムを撮っていないときは何をしているの?
“keep your life”の方法は?」と率直な問いかけが。

これには、テレビ局での番組制作やフリーランスの映像エディター、ビデオプロモーションの制作などやはり映像関係の回答が多く、どんなときでも映像づくりに携わっていたいという万国共通のクリエイターの想いが伝わってきました。

札幌に到着したばかりの彼らは、会期中、舞台挨拶に立ったり、観客の1人として観客席に交じったりと、会場に頻繁に足を運んでくれます。

みなさんも気になる監督と遭遇したら、思いきって声をかけてみませんか。
「I like your film」なんて一言でもきっと喜んでくれますよ!

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