インターナショナル・コンペティション[フィルムメーカー部門]
フィルムメーカー・プログラム
映画監督が自分自身の作品を複数本プログラムし応募出来る世界でも珍しいエントリー方式。監督のスタイルやテイストが見て取れ作家性を味わえるプログラム。
2011年のフィルムメーカー部門はUK、オーストラリア、そして日本から計4名を選出。日本のからは、近年国際映画祭でも評価の高い、アニメーション作家の和田淳氏。同じく各国国際映画祭では特集を組んで紹介され、グランプリ受賞の経歴も持つ平林勇氏です。

Harold Chapman
UK
ハロルド・チャップマン / イギリス
1979年生まれ。高校卒業後、メディアデザイナーを目指し、ZDF放送での仕事に就く。次第に国内向けの長編映画やテレビドキュメンタリーを制作。その後、ニューヨークに移住。現在はベルリンを拠点に初の長編制作に取り組んでいる。

Maestro
マエストロ
線路脇でバイオリンケースを掴んで横わたる男。子供にケースを奪われ、追いかける男。彼を追う怪しげな2人組。ケースの中にはいったい何が?
15:00/2000 イギリス制作
United Kingdom / 2000

Sweep
スウィープ
誰にでも話したいことがある。目に見えるものより、仕事より、まず1人の人間として。いつものロンドン。9名の掃除婦が語る。
10:00/2010 イギリス制作
United Kingdom / 2010

Invisible
インヴィジブル
移民として、アフリカからロンドンにやってきたヴィクター。アフリカで経験した市民戦争のおぞましい記憶がトラウマになり、この大都会に埋もれてしまいたいと思っていた。
15:00/2010 イギリス制作
United Kingdom / 2010

Isamu Hirabayashi
Japan
平林 勇 / 日本
1972年静岡県島田市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。広告制作会社でグラフィックデザイナーをやった後、CMディレクターになる。2002年より短編映画の制作を始め、作った短編映画は、カンヌ映画祭、ベルリン映画祭、ベネチア映画祭、サンダンス映画祭などで上映されている。

Atsushi Wada
Japan
和田 敦 / 日本
1980年、兵庫県生まれ。大阪教育大学、イメージフォーラム付属映像研究所、東京藝術大学大学院で映像を学び、2002年から独学でアニメーションを制作。テーマは「間」と「気持ちいい動き」。『春のしくみ』がベネチア映画祭オリゾンティ部門で上映。

Gentle whistle, bird, and stone
やさしい笛、鳥、石
笛も鳥も石も人もみんなやさしい。
03:10/2005 日本制作
Japan / 2005

Day of Nose
鼻の日
ぬっくぬくのきもちいい場所にずっといることはできません。私たちはそれを知っています。でもそんな現実の世界の掟を破ると…。
10:00/2005 日本制作
Japan / 2005
Well, that's glasses
そういう眼鏡
いろんなことはあるけれど、この眼鏡は、そういう眼鏡なのだ。
03:10/2007 日本制作
Japan / 2007

In a pig's eye
わからないブタ
関係のズレを描いた作品。私たちはそのズレを許容しあうことはできるのであろうか。
10:00/2010 日本制作
Japan / 2010
The mechanism of spring
春のしくみ
誰でも一年に一度はおそわれるという春のうずうず感のメカニズムの解明に果敢に挑戦する。
04:20/2010 日本制作
Japan / 2010

Dustin Feneley
Australia
ダスティン・フェネリ / オーストラリア
1982年オーストラリア生まれ。現在はニュージーランド在住。ヴィクトリア・カレッジ・オブ・アーツで映画・映像制作を修学した。初脚本・監督のショートフィルムは世界100以上の映画祭で上映。23歳の卒業制作『Snow』がカンヌでノミネート。
NIGHT
ナイト
その夜に残されたもの。ベッドルーム、クロスワード、スタンプ、ささやき、そして笑顔。
04:31/2005 オーストラリア制作
Australia / 2005